落としきれない醤油のシミはこんな染み抜き方法で!でも固定化してしまったら?

「食事中に衣類の袖や胸元に醤油がはねて、シミになってしまった!」ということは比較的よくあることです。

シミのついた衣類はどんなシミでも嫌なものですが、特に醤油のシミはうっすらでも残っていると不衛生に見える上、匂いも気になってしまいますよね。

ワイシャツやブラウスなどの白い衣類についた茶色い醤油染みは、どんなに小さな点でも人の目に留まるもの。ご自宅にいたらすぐに衣類を脱いでシミ抜きすることができますが、外出先ではそうもいかない事が多いです。

全てのシミに言えることですが、醤油のシミ抜きも早くすればするほど、簡単にキレイに落とすことができるのです。

それでは、醤油のシミ抜き方法を見ていきましょう!

醤油のシミは「水溶性」

実際にシミ抜きを始める前に、まずは醤油のシミの特性を知っておきましょう。

シミの種類は大きく分けると「水溶性」「脂溶性」「混合系」「不溶性」のものがあります。醤油のシミは、この中の「水溶性」に分類されるものです。

水溶性のシミは、他にジュース、コーヒー、ワイン、水性インクなどが挙げられます。
水溶性はその名前の通り水に溶け、水だけで分解することができる汚れなので、ご家庭でも容易に処理できます。衣類に醤油がついた直後に水で洗えば、洗剤を使わなくともキレイに落とすことが可能なのです。

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しかし、時間が経つと醤油の色素が繊維の奥まで染み込んでいきます。そうやって一度色素が定着してしまうと落とすのが難しくなってしまうので、醤油のシミはできる限り早く落としましょう。

なお、知らない間に服についていたシミが「水溶性かどうか」を簡単に確認する方法もあります。水で濡らしてみてシミがにじめば水溶性、にじまなければ水溶性以外のシミである可能性が高いのです。

しかし、この方法の難点は、時間が経ってしまったシミの場合は水溶性の汚れでも水でにじまないことです。それに、料理中ではなく食事の時についた醤油の汚れは、一緒に食べた食べ物の油を含んでいることも多いのです。

時間が経って落ちにくくなった水溶性のシミ抜きは、ぜひ宅配クリーニングの「プレミアム」におまかせください!

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外出先で醤油のシミをつくってしまった際の応急処置

お昼を食べた定食屋や居酒屋での飲み会など、和食になると醤油アクシデントはつきものです。

外出先で醤油をこぼしてしまった場合には、その場で服を脱いですぐにシミ抜きしたり、クリーニングに出したりというのも難しいと思います。

しかし、醤油のシミは一刻も早く落とさないと、後に残ってしまうのです。取り急ぎ、その場にあるもので応急処置をしましょう。

使用するのはハンカチ、タオル、おしぼり、トイレットペーパー等、手元にあるもので対処してください。

1.乾いたティッシュ(ハンカチ)で醤油の水分を吸い取る

2.衣類の醤油のシミがある部分の裏側に、ハンカチをあてる

3.水で濡らした別のハンカチ(おしぼり可)で、表側からつまむようにして醤油汚れをふき取る

4.紙ナプキン(ティッシュ等)でシミ部分をつまんで、水分を取る

もし手近に石鹸や中性洗剤があるのなら、3の時に少しだけつけるとシミが落ちやすくなります。

この応急処置で醤油のシミが見えなくなるのなら、家に戻って普通に洗濯すれば問題ありません。しかし、少しでもあとが残っているのなら、ご自宅でのシミ抜き作業が必要です。

醤油のシミがついたのがデリケートな衣類の場合は、宅配クリーニングの「プレミアム」にご用命いただければ、素早く丁寧にシミ抜きいたします。

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醤油のシミを落とす際に注意すること

ご家庭で醤油のシミ抜きをする前に、衣類のシミ抜きをする際に基本となる大切なポイントをいくつか確認しておきましょう。

洗濯表示の確認

ご家庭で衣類のシミ抜きをする前には、衣類タグに記載された「洗濯表示」を確認する必要があります。「手洗い可」「水洗い可」の衣類なら問題ありませんが、ご家庭で洗濯できないタイプの衣類はクリーニングに出してください。

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シミ抜きには「ぬるま湯」

シミを洗い流したり、洗剤と一緒につけおく場合には、ぬるま湯もしくは水を使ってください。熱湯を使用すると生地に余計な負担がかかってしまいます。この場合には、40~45℃程度の水温までにしましょう。

シミ抜き処理は「やさしくトントン」

醤油のシミ抜きをする時に、あまり強くこすってしまうとシミが広がったり繊維が傷んでしまいます。醤油のシミの範囲に合わせて、綿棒、歯ブラシ、スポンジなどを使い「小刻みにトントン」が基本です。

シミ抜きは「必ず裏側から」

シミ抜きのトントンは、醤油のシミがついている部分の裏側からしてください。表側からシミを叩くと繊維の奥まで汚れをしみこませてしまい、逆に醤油のシミが落ちにくくなってしまうのです。

シミ抜きに「あて布」は大切

シミ抜きの際には、必ず「あて布」を使ってください。醤油のシミのついた部分を後ろから軽く叩いて「シミをあて布に移動させる」のがポイントです。

「あて布」を使用しないでシミ抜きすると、叩いているうちに浮いてきた醤油汚れが衣類に広がって「輪染み」ができてしまうので気をつけましょう。

洗剤を選ぶ時の注意点

醤油のシミ抜きに使う洗剤に「洗濯用洗剤」を使う時には、「蛍光剤」が含まれていないものを選びましょう。蛍光剤がシミと反応し、衣類が色落ちする可能性があります。

色落ちチェックをする

ご家庭でシミ抜きをする前には、水だけを使用する場合でも「衣類の色落ちチェック」をしてください。「色落ちチェック」は、洗剤や漂白剤を使用する際にも必要です。

漂白剤を使用する時の注意点

醤油のシミ抜きに漂白剤を使用する場合は、以下の点に注意してください。

・事前に「漂白テスト」を行う

・水洗いできない衣類には使わない

・他の漂白剤と混ぜて使わない

・熱湯で使わない

・ファスナー、ホックなど金属製の付属品への使用は避ける

・水で薄めた漂白剤は、その日のうちに使い切る

その他、それぞれの漂白剤に記載されている「使用法」や「注意点」は、必ず読んでから使用してください。

ご家庭でのシミ抜きで失敗しないためには、上記のポイントを覚えておきましょう。

もし自信がない場合には、醤油のシミのついた衣類を宅配クリーニングの「プレミアム」におまかせいただければ、お客様がシミ抜きに手間や時間をかける必要はありません!

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ご家庭で醤油のシミ抜きをする際に使用する洗剤

外出先での応急処置と同じく、ご家庭で衣類に醤油がついてしまった時にもできるだけ早い処理が必要です。急がないとどんどんシミが落としにくくなってしまいます。

応急処置で取り切れなかった醤油のシミは、まずシミ抜きをしなければなりません。シミ抜きをする前に洗濯したり乾燥機にかけてしまうと、逆にシミが取れにくくなってしまうのです。

醤油のシミ抜きには、「界面活性剤」が効果を発揮します。

洗剤の種類は「中性洗剤」か「弱アルカリ性洗剤」のどちらかを選ぶことになります。

シミ抜き効果が高いのは「弱アルカリ性洗剤」の方ですが、その分素材にかかる負担も大きく、色落ちしたり衣類の風合いを損なったりする可能性があります。

「中性洗剤」の洗浄力は「弱アルカリ性」には劣りますが、衣類への負担は抑えられ、色合いや風合いを保ちながらシミや汚れを落とします。

ですから洗浄力を求めるなら「弱アルカリ性洗剤」、衣類や肌への負担を最小限に抑えたい場合には「中性洗剤」を使用するのがいいでしょう。

もし「弱アルカリ性洗剤」を使う場合には、蛍光剤の入っていない洗濯用洗剤を選び、ゴム手袋を着用してください。

宅配クリーニングの「プレミアム」では長年の経験と知識により、数種類の洗剤を調合して「弱アルカリ性洗剤」と「中性洗剤」の利点を活かしたシミ抜きを行っております。

シミを完全に落としたいけれど衣類の生地を傷めたくない場合には、ぜひ宅配クリーニング「プレミアム」をご利用ください!

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食器用中性洗剤を使った醤油のシミ抜き方法

ここでは、衣類や肌へのダメージの少ない「食器用中性洗剤」を使用して醤油のシミ抜きをする方法をご紹介します。

1.醤油のシミのある部分に「あて布(タオルなど)」を当て、衣類を裏返す

2.洗面器などに「食器用中性洗剤」を適量たらし、ぬるま湯で薄める

3.2の溶液に歯ブラシ(小さいシミには綿棒)をひたし、シミの部分を裏側から小刻みに叩く

4.叩いていると「あて布」にシミが移るので、汚れが衣類に戻らないよう「あて布」を移動させながらトントン叩く

5.シミが薄くなったら、40~45℃のぬるま湯で洗剤を洗い流す

6.仕上げに「洗濯用中性洗剤」を使って、洗濯機(または手洗い)で洗う

酷いシミの場合は、直接シミ部分に中性洗剤をたらして歯ブラシで叩くといいでしょう。

厚手の綿素材など、醤油のシミのついた衣類が丈夫な生地の場合は、歯ブラシで叩く前にシミを指でつまんで軽くもみほぐしてください。洗剤が繊維の奥までなじんでシミが早く落ちます。

シルクやウール、色柄ものなど、ご家庭で洗濯できない衣類についてしまった醤油のシミは、宅配クリーニングの「プレミアム」におまかせください!

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酸素系漂白剤を使った醤油のシミを抜く方法

醤油は色素が濃いので、通常の洗濯だけではうっすらと茶色いシミが残ってしまう可能性が高いです。特に、すぐに処理できなかった場合は、色素が繊維の奥まで入ってしまい、中性洗剤でシミ抜きしても落ちないことがあります。

そういう時には「酸素系漂白剤」を使って、厄介な醤油のシミを落としましょう。

ただ、色柄ものの衣類でなくとも、漂白剤が使用できない生地があるので、必ず事前に「衣類表示」や「洗濯方法」を確認します。地色の色ハゲを防ぐため、できれば「漂白テスト」も行ってください。

「酸素系漂白剤」を使用した醤油のシミ抜きの手順

漂白剤は温度が上がると化学反応を起こし漂白力がアップするので、ここではぬるま湯を使用した漂白方法をご紹介します。

「酸素系漂白剤」の濃度は種類によって異なるので、必ず容器に記載されている量を守って薄めて使用しましょう。目安としては、粉末なら水2リットルに対して大さじ1杯(15g)の量で薄めてください。

1.衣類の醤油のシミがある部分の下にタオル等を敷く

2.洗面器などに40~50℃程度のお湯をはり、漂白剤を入れて薄める

3.綿棒や歯ブラシ等で、醤油のシミ部分に漂白剤をトントン塗布する

4.衣類についた漂白剤をすすぎ落とし、普通に洗濯する

より漂白力をあげるために50~60℃のお湯を使う方もいますが、温度が上がると色ハゲのリスクもあがり、衣類への負担も大きくなります。

アイロンやドライヤー等を使ってシミ部分に熱を加える方法や、漂白剤にアルカリ剤を加えて漂白力をアップさせる方法もありますが、素人が行うと衣類にダメージを与えてしまう可能性が高いので注意が必要です。

宅配クリーニングの「プレミアム」では、「シミ抜きマイスター」の熟練の技術で、衣類の繊維を傷めることなく美しく仕上げます。

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固定化してしまった醤油のシミでも宅配クリーニングプレミアムなら綺麗にシミ抜きいたします!

「宅配クリーニングプレミアム」では、全てのコースにプレミアムの小さい染み抜きの無料サービスをお付けしております。

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3cm以内(500円玉程度)の範囲のシミであれば、どんなコースでも全ての衣類の染み抜きを無料で提供いたします!

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3cmを超える大きなシミや落とすのが難しい種類の「染み抜き」も、有料でお引き受けしております。ご自宅で落とせなかったシミや他のお店で落とせなくて諦めていた衣類のシミについても、ぜひ当店宅配クリーニング「プレミアム」にご相談ください。

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