衣類のタグに付いている洗濯マークは、その衣類にどんな洗濯方法が最適かを表示しています。
しかし、その表示がどういう意味なのか正確に知らない方も多いのではないでしょうか?
「少しくらいなら洗濯機で洗っても・・・」と、表示を確認せず洗ってしまわれることも多いですが、いくつかの種類の衣類は1回ご家庭で洗濯しただけで着られなくなってしまうことがあります。
一点物や晴れ着など、大切な衣類はしっかり表示に沿ったクリーニングをプロに依頼しましょう。
そこでここからは、「家庭洗濯ができる表示」・「クリーニングが必要な表示」について詳しく見ていきます。
クリーニング必須の衣類だけを依頼できれば、必要以上にクリーニング料金がかさんでしまうこともなくなりますね。
ご家庭で洗濯~乾燥できる!クリーニングいらずの衣類表示
まずは、クリーニングに出さずご自宅でも洗える衣類や、ご家庭での選択の際に確認したい表示について一通り見ていきます。
家庭洗濯可能の表示マーク
ご自宅で洗える衣類には、洗濯機・手洗い含めて「水の入ったおけ」の表示が使われています。
おけの中の数字は液温の限度です。
また、おけマークの下に1~2本ラインが引いてある場合、ライン1本は「洗濯機での弱い洗濯」
ライン2本は「洗濯機での非常に弱い洗濯」が推奨されています。
おけに手のマークがある表示は、洗濯機は使えませんが、40℃までの液温で「手洗い」によって洗濯できるという意味です。
おけの表示にバツマークが付いている場合、家庭洗濯はできません。クリーニング店にクリーニングを依頼しましょう。
漂白剤の表示マーク
衣類の表示を見ることで、漂白剤を使っても大丈夫か、どの漂白剤を使うのが適しているかがわかります。
漂白剤は「塩素系」と「酸素系」の2種類。特に塩素系漂白剤は強力で、衣類の素材によっては脱色や変色が起きたり、繊維に大きなダメージを与えてしまうので注意が必要です。
漂白剤の表示は「三角形」のマークで統一されています。
三角形の内側が空白の表示の衣類は、塩素系・酸素系どちらの漂白剤も使用できます。
三角形の内側に2本の線が入っている表示の衣類には酸素系漂白剤は使用できますが、塩素系漂白剤は使用できません。
三角形にバツマークがある表示は、どちらの漂白剤も使用できません。汚れやシミが気になる場合は、クリーニング店に依頼しましょう。
乾燥・脱水についての表示マーク
自宅で衣類を乾燥させる時に知っておきたい表示を見ていきます。
特にご家庭の乾燥機は衣類を傷めやすいので、しっかり表示をチェックしておきましょう。
乾燥についての表示に使われている形は「四角形」です。
その中で、乾燥機による乾燥・自然乾燥の表示の2種類があります。
【乾燥機による乾燥の場合】
「四角形」の中に「丸」と「ドット」を使ったマークは、乾燥機での乾燥についての表示です。
四角形の中に丸、その内側にドットが2つある表示がついた衣類は、高温(排気温度上限80℃)で乾燥に対応しています。
一方、四角形と丸の中にあるドットが1つの表示は、低い温度(排気温度上限60℃)での乾燥が可能です。
【自然乾燥の場合】
四角形の中に「棒」があるマークは、自然乾燥についての表示です。
四角形にタテ棒が1本入っている場合はハンガーなどを使った「吊り干し」
ヨコ棒が1本ある場合は「平干し」が推奨されています。
タテ棒2本・ヨコ棒2本の表示は、洗濯機での脱水・ねじり絞りをしない「ぬれ干し」という干し方が推奨されている衣類です。
四角形の左上の角にナナメの線が入っている表示は「日陰干し」の推奨。できるだけ太陽光に当てず乾燥させましょう。
アイロンの表示マーク
新しくなったアイロンの表示マークには「高温・中温・低温」の表記はなく、代わりにアイロンマークの内側にある「ドットの数」で温度の上限を表しています。
ドットが3つ
高温(底面温度200℃まで)
ドットが2つ
中温(底面温度150℃まで)
ドットが1つ
低温(底面温度110℃まで)
アイロンマークにバツ印が付いている場合、アイロン仕上げはできません。
このように表示マークに「×」が付いてる衣類はご家庭では洗濯できません。
それ以外の表示マークが付いている衣類は、表示を確認しながらご家庭でクリーニングすることができます。
とはいえ、ご家庭の洗濯ではどうしても取れない汚れもあると思います。
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クリーニング必須!ご家庭では洗えない衣類の表示2つ
次に、ご家庭での洗濯に対応していない衣類の表示マークを一通り見ていきましょう。
この表示がある衣類を洗濯機にかけると、縮みやほつれなど、繊維に大きな負担がかかってしまいます。
そもそも水洗いに対応していない場合もあるので、迷わずプロのクリーニング店に任せましょう。
クリーニングが必要な表示
クリーニング店へ依頼する必要のある衣類は「丸」の表示マークが目印です。
・ドライクリーニングの表示
丸の中にアルファベットの「P」もしくは「F」が入っている表示のついた衣類は水洗いができず、特殊な溶剤等を使ったクリーニングが必要です。
・ウェットクリーニングの表示
丸の中にアルファベットの「W」が書かれている場合、その衣類はクリーニングの専門家による水洗いに対応しています。ご家庭での水洗いはできません。
宅配クリーニングプレミアムでは、ドライクリーニングだけでなくウェットクリーニングにも幅広く対応させていただいております。
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クリーニング表示のある衣類は宅配クリーニングプレミアムで解決!
これだけ多くの表示マークがあるのは、衣類は一つ一つ素材や特性が異なり、それぞれ「最適なクリーニング方法」がまったく違うということでもあります。
また、汚れ自体にも「油脂汚れ」や「水溶性の汚れ」など性質があるので、それに合わせた効果的なクリーニング仕上げはプロにしかできません。
クリーニング表示のある衣類はもちろん、ご家庭では落としきれなかった汚れやニオイもプロのクリーニング店にお任せください。
宅配クリーニングプレミアムでは、創業昭和50年から培ってきた高い技術でクリーニングさせていただきます。特に、シミ汚れの除去にはとても自信を持っております。
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本ページのすべての洗濯表示記号の出典:消費者庁ウェブサイト (https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html)