家事初心者でも簡単にできる!洗濯のやり方を基本からやさしく解説

一人暮らしデビューや結婚したてなどで新生活が始まって、生まれて初めて洗濯にチャレンジ。簡単にできそうに見えたけど、意外にやり方が分からず戸惑ってしまった・・

洗濯機に入れれば洗いから脱水まで自動でやってくれますが、実は自分で判断することも多いのが洗濯。どんな洗剤を使うか、柔軟剤や漂白剤を使うかどうか、そもそも洗濯機を使って良いかなども考えなければなりません。

うっかり間違ったやり方で洗濯したら、色移りや繊維の縮み・ダメージの原因に。最悪の場合、お気に入りの服が切れなくなってしまう可能性もあります。

そこで本記事では、洗濯初心者が必ず知っておくべき洗濯のやり方について、洗濯機の使い方から手洗いの方法、干し方まで詳しく解説します!

ここから始める!洗濯前におこなう準備のやり方

実際に洗濯する前に必要な準備があります。そこで初めに、洗濯に必要なモノの準備や洗濯前のチェックポイントをご紹介しましょう。

洗濯に必要なモノを準備

洗濯すること自体が初めて!という場合は、洗濯機以外に洗濯用品を準備する必要があります。

まず、洗濯の必需品とされているのが「洗剤」「柔軟剤」「漂白剤」です。洗剤は汚れを落とすため、柔軟剤は仕上がりを柔らかくするため、漂白剤は衣類の頑固な汚れや臭いを取るために使います。

特に洗剤は種類が豊富で、ドラッグストアなどに行くと棚一杯に並んでいるため、どれを使えばいいか迷ってしまうかもしれません。

そんな時は「液体の中性洗剤」と「おしゃれ着洗剤」を一つずつ買っておけば間違いないでしょう。中性洗剤は穏やかな洗浄効果で服や肌にも刺激が少なく、どんな場面でもマルチに使える便利なタイプです。おしゃれ着洗剤はデリケートな衣類専用の中性洗剤で、一般の中性洗剤よりも服に優しく、型崩れや色落ちのリスクを減らしながら洗濯ができますよ!

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漂白剤には「酸素系漂白剤」と「塩素系漂白剤」がありますが、初めは酸素系漂白剤だけ持っておけばOK。酸素系は色柄物でも使える一方で、塩素系は白物専用と用途が限られるからです。

必須ではありませんが、ワイシャツやデニムなどをパリッと仕上げたい場合は「洗濯のり」も買っておくといいでしょう。

他には、洗濯による衣類へのダメージを減らす「洗濯ネット」や干すための「ハンガー」などのグッズも必需品。洗濯ネットは網目の細かさ・サイズが様々なので、洗濯する衣類に合わせて2~3種類は持って置く事をおすすめします。

洗濯前に「洗濯表示」「色落ち」「ポケット」をチェック!

必要な洗濯用品が揃ったら、さっそく洗濯したいところですが、その前に必ず確認しておきたいチェックポイントがあります。洗濯前のチェックが必要なのは、次の3点です。

  1. 洗濯表示
  2. 色落ちの有無
  3. ポケットの中身

洗濯表示とは、市販されている衣類のタグに記載されている、その衣類に最適な洗濯方法を示した説明書のようなものです。衣類の素材は多種多様で、それぞれ特性があり、温度に弱い場合もあれば水に弱い場合、特定の液性の洗剤に弱い場合などもあります。そのため洗濯表示を通じて、その衣類が何℃までのお湯を使って洗濯していいか、どんな漂白剤を使って良いか、などを教えてくれているのです。

洗濯初心者が特に注意すべき表示は「おけの表示にバツマークが付いている」もの。この場合は家庭洗濯ができない衣類なのでクリーニングに任せるしかありません。

関連記事:「クリーニングが必要?お気に入りの衣類は洗う前に洗濯表示マークを確認!間違えると服が台無しに!?

また、洗濯表示で水洗いOKと書いてあっても、色の濃い色柄物の衣類を始めて選択する前には「色落ちテスト」をした方が安心でしょう。色落ちテストの方法は簡単で、衣類の目立たないところに洗剤を少量たらして5分待つだけ。たらした部分にティッシュを当ててみて、色が移る場合は洗濯によって色落ちする危険があります。

そして、洗濯前には毎回必ずポケットの中身も確認してください。イヤホンなどが入っていると水によって壊れてしまう危険がありますし、ティッシュ等の紙を入れたままだと洗濯物が紙くずだらけになってしまうかもしれませんので注意が必要です。

特に注意すべきが、洗濯表示を見て自宅で洗えない衣類です。水洗いできない衣類を無理に洗うと、衣類がボロボロになって着れなくなる危険が・・・

そういったデリケートな衣類は、プロのクリーニング店に任せましょう。宅配クリーニングプレミアムでは、豊富な経験を持つ熟練のクリーニング職人が、1枚1枚丁寧に仕上げます。

信頼と実績の宅配クリーニングは、こちらからご注文下さい。

関連記事:「宅配クリーニングプレミアムが「衣類のクリーニング」のサービスであるという誤解

「洗濯機」を使った洗濯のやり方は?

では、洗濯機を使った洗濯のやり方について具体的に見ていきましょう。

洗濯機洗いの前に衣類を仕分け

まずは、洗濯する衣類を仕分けしましょう。

例えば、買ったばかりの濃い色(黒・紺・赤・青など)の衣類を初めて洗う場合、色落ちして他の衣類に色が映ってしまうことが良くあります。また、酷い汚れが付いたものも、洗剤では落としきれずに他の衣類に付着することがあるため危険です。

もちろん、上で見た「おしゃれ着洗剤」を使うようなデリケートな衣類も分けましょう。

特に型崩れして欲しくない衣類や、洗濯表示に「ネット使用」と書かれている場合などは洗濯ネットに入れて洗う事をおすすめします。

洗濯機洗いの流れ・コツ

仕分けが完了したら、洗濯機を回します。洗濯の流れは次の通りです。

  1. 洗濯物を浴槽に入れる
  2. コースを選択する
  3. 洗剤・柔軟剤などを投入口に入れる
  4. スタートボタンを押す

まずは、洗濯槽に洗濯物を入れていきましょう。汚れが落ちにくくなるので洗濯物は入れすぎず、容量全体の8割程度が限度です。

洗濯機の電源を入れ、洗濯コースを選んでください。基本的には「標準コース」で問題ありません。標準コースは、何もコースを選択せずにスタートボタンを押すだけで開始します。

他にも、酷い汚れを落としたい場合は「つけおきコース」、デリケートな衣類を洗う弱水流の「ドライ(手洗い)コース」、時間がないときに素早く洗える「スピードコース」などがあります。洗濯に慣れてきたら、用途に合わせて使ってみると良いでしょう。

後は洗剤と、お好みで柔軟剤・漂白剤の分量を量って投入口に入れてフタを閉め、スタートボタンを押すだけ。後は洗濯機が洗い・すすぎ・脱水まで自動で行います。

洗濯機洗いの疑問を解決!残り湯を使った洗濯はNG?

洗濯機洗いの初心者が感じることが多いのが、「洗剤は入れるほど汚れ落ちが良くなる?」「残り湯を使うのは大丈夫?」という疑問でしょう。

まず、洗剤は入れれば入れるほど汚れが落ちるというわけではありません。洗剤が多すぎると、すすぎの段階で落としきれずに洗剤のカスが繊維の奥に残ってしまい、ゴワゴワとした触感や衣類トラブルの原因になることも。逆に、洗剤が少なすぎると汚れが十分に落ちません。

しっかり「使用量の目安」を確認して適量を守りましょう。

また、おふろの残り湯を使った洗濯は可能です。洗濯機のポンプを浴槽に入れ、水道水の代わりに残り湯を吸い上げて洗います。

残り湯を使うと、温かいお湯を使うことで汚れが落ちやすくなり、水道代の節約にもなるのがメリット。ただし残り湯には皮脂汚れや雑菌が多く含まれているため、使用するのは「洗い」の工程だけにして、すすぎの工程では使わないようにしましょう。

洗濯している時間がない!そんな忙しい時期には、洗濯代行サービスにお任せしてしまうのも選択肢です。宅配クリーニングプレミアムの洗濯代行サービスでは、自宅から郵送で衣類を送り、最短1週間程度で自宅にお届けします。

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「手洗い」による洗濯のやり方は?押し洗いで優しく洗浄!

「おけに手のマーク」の洗濯表示がある場合は、洗濯機は使えませんが手洗いによって自宅で洗うことができます。特にウール製品など、あまり刺激に強くない素材には最適な洗い方です。

洗濯機よりは手間がかかりますが、デリケートな衣類を自宅で洗うためにも、ぜひ覚えておきましょう。

まずは、手洗いのために必要なモノを準備します。必要なのは「洗濯おけ」と「洗剤」だけ。手洗いの手順は次の通りです。

  1. 洗剤と水を混ぜて洗浄液を作る
  2. 洗濯物をたたんで洗濯おけに沈める
  3. 手で押すように洗う動作を20回以上繰り返して汚れを落とす
  4. 洗濯おけの水を取りかえて、洗剤の泡が出なくなるまですすぐ
  5. 洗濯機で1分以内の脱水にかける

柔軟剤を使いたい場合は、4の後に柔軟剤をおけに入れ、5分ほど洗濯物を浸してから脱水にかければOK!

脱水時間が長すぎると衣類を傷める原因になるので、脱水は1分以内の短時間で済ませましょう。

手洗いは自宅の洗濯方法としてはもっとも衣類への負担が少なく、優しいやり方です。しかし、そもそも水洗いができない素材や、長年愛用して繊維が傷んでいる場合など、手洗いよりさらに優しく洗わなければならない場合も。

そんな時は、プロのクリーニング店にお任せください。宅配クリーニングの洗濯代行サービスでは、専用の設備と特殊な溶剤を使い、汚れを落としつつも衣類に負担をかけない「プレミアム品質」の仕上がりを実現します。

手洗いよりも優しく洗える宅配クリーニングは、こちらからご覧いただけます。

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綺麗になったらしっかり乾燥!洗濯物を干すやり方

洗濯機・手洗いによって洗濯物の汚れを落としたら、あとは干して乾かしましょう。ハンガーや洗濯ばさみにかけて終わりの簡単作業に見えるかもしれませんが、実は乾かし方にもコツややり方があるんです。

基本の干し方

まず、洗濯が終わったらなるべく早く干すことが肝心です。洗濯槽に長い時間放置すると雑菌が繁殖し、せっかく洗った洗濯物に嫌なニオイが付く原因に。

また、洗濯物はハンガーにかけたり洗濯ばさみに挟む前に、一度広げて上から下に数回振りさばくのが基本。これによって洗濯物に残った糸くずなどを払い落し、シワが付きにくくなりますよ!

また、特にシワが気になる部分は、濡れている間に軽く叩いたり引っ張ることでシワを伸ばしておくのが効果的です。

洗濯物を干すときは、アイテムごとに干しましょう。Yシャツやパーカーなどはハンガーでの「吊るし干し」、布団やバスタオルなどの大きいものは竿に直接かける「竿干し」で風通しを良くすると◎

セーターなど、ハンガーの跡が残りやすい繊細な衣類はハンガーを使わず、広げた状態で干す「平干し」がおすすめです。

天日干しの場合、シルク・麻・綿といった天然繊維は紫外線によるダメージを受けやすいため、直射日光を当てると生地が傷む可能性が大。そういった素材を乾燥させるときは、直射日光の当たらない「陰干し」にしましょう。

部屋干しのやり方

梅雨の時期などは、連日の雨でどうしても外で干せない場合もありますよね。そんな時は部屋干しをするしかありませんが、部屋干し独特のニオイが残りやすいのがデメリット。

そこで、部屋干しをする際は臭い対策をしましょう。例えば、洗濯の際に消臭効果のある漂白剤を使用したり、部屋干し専用の洗剤を使うこともできます。また、乾きやすいよう除湿機・エアコンの除湿機能を使用する方法などがおすすめです。

衣類同士はなるべく密着させず、間隔をあけて干すようにしましょう。生地が厚いズボンなどは裏返して筒状に干すことで風通しが良くなり、乾きやすい状態を作れます。

しっかり乾いたら、あとは畳んで収納すれば洗濯完了です!

ただ、衣類の収納のタイミングで問題になりがちなのが「収納場所の不足」ですよね。生活の拠点をうつしたら、これまで持っていた服を収納しきれなくなってしまった・・・という悩みがある方も多いでしょう。

そんな場合は、クリーニングを注文するだけで最大9か月衣類の保管が無料の「保管サービス」を試してみてはいかがでしょうか。宅配クリーニングプレミアムの保管サービスなら、衣類に最適な環境のクリーニング工場で、次シーズンまで丁寧に保管いたします。

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【上級者編】自宅での洗濯が難しい場合のやり方は?困ったときの宅配クリーニング

最後に、自宅での洗濯が難しい場合についてご紹介します。

頑固な汚れのシミ抜きはNG!?

洗濯初心者が自宅で無理に洗濯しないほうが良いのは、頑固な汚れの「シミ抜き」です。

食べこぼしや襟元の黄ばみといった頑固な汚れのシミ抜きは、洗濯初心者なら控えたほうが良いかもしれません。実際、シミを落とそうと強力な漂白剤などを使ったばかりに生地がボロボロになってしまう、という失敗が多発してしまいます。

それもそのはず、シミ抜きは汚れの種類を見極め、その汚れに効果的な液性(酸性・アルカリ性など)の洗浄液を選び、生地を傷めない方法で行わなければ成功しない難しい作業なのです。

簡単な下洗いや浸け置きで落とせなかった頑固なシミは、プロのクリーニング店に依頼したほうがはるかに安全で確実です。

関連記事:「家庭で行う「シミ抜き」でシミ落ちて生地ボロボロということも!?知っておきたい知識とコツ

シミ抜きが自慢の洗濯代行なら宅配クリーニングプレミアム

とはいえ、プロのクリーニング店ならどこでもいいわけではありません。上でも見たようにシミ抜きには高度な技術が必要で、クリーニングサービスを提供しているからシミ抜きが得意というわけではありません。

大切な衣類を預けるなら、シミ抜き技術の高いクリーニング店を選ぶ必要があります。

宅配クリーニングプレミアムでは、長年の経験をもつ「シミ抜きマイスター」が手がける高品質のシミ抜きサービスが人気です。長年の経験と知識に裏付けられた確かな技術で、ご家庭でどれだけ頑張っても綺麗にならないシミを魔法のように消し去ります。

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